石膏で型をとるよっ!
ドモ
朝晩めっきり寒くなりましたね。 風邪などひかれてないですか?
全塗装も終わり、いつもの静けさが戻ってまいりました。

・・・などと言っている暇も無い今日この頃ですorz
スンゲー 油冷ですって

あ スンゲー

さて、今日は例の石膏を使った型取りのお話です。
20015/3追記:「石膏型」を検索してきたかたはこのページ右側にある検索フォームで「石膏」を検索すると幸せになれるかも
皆さんココ(http://jam7777.blog136.fc2.com/blog-entry-24.html)を見てちょこちょこ石膏で何か作っているようですがいまいちうまくいかないそうです。
できねーぞ!どうなってるんだ!おおんっ!? っとよく言われますのでいつもよりもうちょっと詳しく書いていこうと思います。
なぜFRPではなく石膏を使うのか? それはズバリお手軽だからです。お手軽さゆえに強度はそれほど無いですが一個だけ複製するにはもってこいの材料です。 そもそも私はガラス繊維を使うFRPの作業がだいっ嫌いです。
では実際の作業にそって解説していきましょう
まず木でマスターモデル(原型の事。こう言うとカッコイイ)を削りだしました。今回はこれをFRPでキャスト(材質を別のものに置き換える事。こう言うとカコイイ)してみましょう。

今回は原型の設計ミスで型を分割しなくてはならなくなりました。分割するラインを決めたら油粘土でフランジを作っていきます。石膏を使うメリットのひとつに離型処理の容易さがあります。使うのはコレ

ワセリンです。薬局にあります。オロナインとかでもかまいません。人肌に暖めて柔らかくなったところを薄く塗ります。正攻法ではカリ石鹸を使います。
カリ石鹸って?
近場で手に入るモノで言えばシャボン玉石鹸のハンドソープなど・・・
八分間こねくりまわした石膏をきれいに盛り付けます。

使用しているのは吉野石膏のハイストーンHLP(黄) 小ロットで購入できるので個人での使用ならこれがいいです。ホームセンターにある美術用のでもいいのですがあれはまたもろいですからね。乾きにくいし。。。
液状のうちに刷毛で原型に薄く塗り伸ばします。ある程度粘りが出てきたらドぱっと盛ります。こうすることで型の表面に気泡が入りにくくなりきれいな型ができます。

石膏の合わせ面になるところにもワセリンぬっときますよ。くっつきますから。
あ、それから、本当は矢印の隙間にも粘土つめといたほうがいいですね。
すぐに固まりますので向かいの型を作れるのですが、フランジ部の厚みが薄すぎたため粘土でダムのようにかさまししてから盛りました。

ここまでで一時間弱。石膏型は時短というメリットも持っています。
くっつてるんじゃないのコレ?
ダイジョーブ

一昼夜放置して乾燥してましたので離型用ワックスを塗りこみます。ワックスはミラーグレーズの#8です。ハンパなゲルコートならはじいてしまうにくいやつです。

ツヤが出ているのがわかるでしょうか?塗ってしっかり乾燥させてからふき取ります。その作業を三回やりました。五回やれば確実です。やらないと型に樹脂が染み込んで取れなくなります。 小さな巣穴がある場合はワックスをねじ込んでおきましょう。 大きい穴は油粘土で
ファイバー貼ってる様子はありません。手がベタベタですので。。。。
そしてぱか~

焼いたせいか色が赤くなってます。。
常温で硬化後、型に入れたまま80度で二時間加熱。こうすることで型から出した後のひずみや後に塗装をブツブツ浮き上がらせる原因となるアウトガスを抑えることができます(樹脂がポリエステルの場合。エポキシなら基本的にガスは出ないそうです)。何度で硬化させるかは樹脂によって違いますので販売店にお問い合わせください。あと離型剤にも可使温度がありますのでご注意を。
今回ゲルコートは使用しておりません。ゲルコートってよく聞きますが皆さん何なのかよくわからないと思います。簡単にいえばFRP製品の表面のお化粧です。強度はまったくありません。というかヒビが入りやすいので私は嫌いです。作り手の都合で使うものなので気にしないでください。
ただ、ゲル仕上げの製品を未塗装のまま使用するのは大問題です。ほとんどのゲルコートは紫外線に弱いためもろくなります。カーボン製品が黄色くなったりガサガサになったりしているのを見たこと無いですか? 簡単に言うとそういうことです。どうしても塗らないなら何かでコーティングしてUVケアしましょう
いかがでしょうか。興味のある方は何か複製してみてください。失敗しても自己責任でお願いします。
んで、お前はいったい何を作ってたんだと思われているかもしれませんが、それは近いうちのjazzっちの記事で
現在jazzワイドタイヤ計画進行中!

ウソ
朝晩めっきり寒くなりましたね。 風邪などひかれてないですか?
全塗装も終わり、いつもの静けさが戻ってまいりました。

・・・などと言っている暇も無い今日この頃ですorz
スンゲー 油冷ですって

あ スンゲー

さて、今日は例の石膏を使った型取りのお話です。
20015/3追記:「石膏型」を検索してきたかたはこのページ右側にある検索フォームで「石膏」を検索すると幸せになれるかも
皆さんココ(http://jam7777.blog136.fc2.com/blog-entry-24.html)を見てちょこちょこ石膏で何か作っているようですがいまいちうまくいかないそうです。
できねーぞ!どうなってるんだ!おおんっ!? っとよく言われますのでいつもよりもうちょっと詳しく書いていこうと思います。
なぜFRPではなく石膏を使うのか? それはズバリお手軽だからです。お手軽さゆえに強度はそれほど無いですが一個だけ複製するにはもってこいの材料です。 そもそも私はガラス繊維を使うFRPの作業がだいっ嫌いです。
では実際の作業にそって解説していきましょう

まず木でマスターモデル(原型の事。こう言うとカッコイイ)を削りだしました。今回はこれをFRPでキャスト(材質を別のものに置き換える事。こう言うとカコイイ)してみましょう。

今回は原型の設計ミスで型を分割しなくてはならなくなりました。分割するラインを決めたら油粘土でフランジを作っていきます。石膏を使うメリットのひとつに離型処理の容易さがあります。使うのはコレ

ワセリンです。薬局にあります。オロナインとかでもかまいません。人肌に暖めて柔らかくなったところを薄く塗ります。正攻法ではカリ石鹸を使います。
カリ石鹸って?
近場で手に入るモノで言えばシャボン玉石鹸のハンドソープなど・・・
八分間こねくりまわした石膏をきれいに盛り付けます。

使用しているのは吉野石膏のハイストーンHLP(黄) 小ロットで購入できるので個人での使用ならこれがいいです。ホームセンターにある美術用のでもいいのですがあれはまたもろいですからね。乾きにくいし。。。
液状のうちに刷毛で原型に薄く塗り伸ばします。ある程度粘りが出てきたらドぱっと盛ります。こうすることで型の表面に気泡が入りにくくなりきれいな型ができます。

石膏の合わせ面になるところにもワセリンぬっときますよ。くっつきますから。
あ、それから、本当は矢印の隙間にも粘土つめといたほうがいいですね。
すぐに固まりますので向かいの型を作れるのですが、フランジ部の厚みが薄すぎたため粘土でダムのようにかさまししてから盛りました。

ここまでで一時間弱。石膏型は時短というメリットも持っています。
くっつてるんじゃないのコレ?
ダイジョーブ

一昼夜放置して乾燥してましたので離型用ワックスを塗りこみます。ワックスはミラーグレーズの#8です。ハンパなゲルコートならはじいてしまうにくいやつです。

ツヤが出ているのがわかるでしょうか?塗ってしっかり乾燥させてからふき取ります。その作業を三回やりました。五回やれば確実です。やらないと型に樹脂が染み込んで取れなくなります。 小さな巣穴がある場合はワックスをねじ込んでおきましょう。 大きい穴は油粘土で

ファイバー貼ってる様子はありません。手がベタベタですので。。。。
そしてぱか~

焼いたせいか色が赤くなってます。。
常温で硬化後、型に入れたまま80度で二時間加熱。こうすることで型から出した後のひずみや後に塗装をブツブツ浮き上がらせる原因となるアウトガスを抑えることができます(樹脂がポリエステルの場合。エポキシなら基本的にガスは出ないそうです)。何度で硬化させるかは樹脂によって違いますので販売店にお問い合わせください。あと離型剤にも可使温度がありますのでご注意を。
今回ゲルコートは使用しておりません。ゲルコートってよく聞きますが皆さん何なのかよくわからないと思います。簡単にいえばFRP製品の表面のお化粧です。強度はまったくありません。というかヒビが入りやすいので私は嫌いです。作り手の都合で使うものなので気にしないでください。
ただ、ゲル仕上げの製品を未塗装のまま使用するのは大問題です。ほとんどのゲルコートは紫外線に弱いためもろくなります。カーボン製品が黄色くなったりガサガサになったりしているのを見たこと無いですか? 簡単に言うとそういうことです。どうしても塗らないなら何かでコーティングしてUVケアしましょう

いかがでしょうか。興味のある方は何か複製してみてください。失敗しても自己責任でお願いします。
んで、お前はいったい何を作ってたんだと思われているかもしれませんが、それは近いうちのjazzっちの記事で

現在jazzワイドタイヤ計画進行中!

ウソ

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